水晶の中でまるで降り積もったかのような幻影を見せるファントム・クォーツ。水晶の形に合わせて山の形のホログラムのように見えるのが特徴です。
水晶の意志と精神性
ファントムは水晶の精神性を象徴しており、たとえば水晶が神社のような聖なるものなら、ファントムは御神体のようなもの。御神体が山であることが多いように、ファントムが山の形をしているのは、御神体のような聖なる「気」の具現でもあるように思います。
中国で特に人気の高いフックサイト入りのグリーンファントムや、J・ダウさん提唱の「シャーマンダウ」がホワイトファントムなのも、白や緑のファントムに特に聖性や霊性を私たちが感じるからではないでしょうか。
ファントムを始めとするインクルージョン・クォーツは、水晶の響きの中で増幅されるので、インクルージョンのバイブレーションが響きます。ファントム・クォーツは、矢印のように明確なサインでもあり、水晶の意志が形になったようなものかもしれません。
ファントムの形成
ファセットが、7-3-7-3-7-3の七角形と三角形から成るチャネリング・クリスタルに、さらにファントムが加わったものが 「シャーマンダウ」として、水晶の最もスピリチュアルな姿とされているように、ファントムが入った水晶は、形が整うことが多いです。
また、アメジストやスモーキークォーツのような自然放射線による照射が加わった水晶も、幾重にも重なるファントムが先端付近に現れることがあり、インクルージョンだけでなく加熱によっても生まれます。必ずしもインクルージョンによるものでないことが、ファントムの不思議です。
インクルージョンと有色水晶
アメジストやスモーキークォーツのような有色水晶は、水晶内の鉄分のような成分が発色原因でもあり、微細な成分が加熱によって色が付き、ファントムが観察されるのかもしれません。だとしたら、水晶の再成長の過程で生まれたとされるインクルージョンによるファントムとは、生成要因が異なるように思います。
色水晶の発色によるファントムは、まるで年輪のように細かいヒダが幾重にも重なっていることが多く、水晶の成長過程や結晶の様子が垣間見えます。